Chiller Tube Auto-Cleaning

冷凍機チューブ自動洗浄装置運転中にスポンジボールが銅管を自動洗浄。停止も薬品洗浄も不要で、熱交換効率を常にきれいな状態に保つ

ボール式熱交換器自動洗浄装置は水冷冷凍機の凝縮器の冷却水配管に取り付け、一定間隔でスポンジ洗浄ボールを銅管に送り込んで洗浄し、冷凍機の運転中に付着したばかりのスケールやバイオフィルムを除去します。効率が落ちてから停止して薬品洗浄する必要がなく、熱交換効率をほぼきれいな状態に保てるため、スケールによる余分な電気代もなくなります。

運転中停止せずに自動洗浄
約 2 分1 回の洗浄時間
15%台湾事例の省エネ
500 台+メーカーの導入実績
概念図:冷凍機システム内の設置場所(系統図全体を見る)
E環境S社会

ESG の位置づけ:E(環境)+S(社会)に対応DEYly の ESG の考え方 →

説明できる効果
凝縮器の熱交換効率を維持してスケールによる余分な電力消費を防ぎ、薬品洗浄の水と廃液も削減(E)。停止しての分解洗浄や酸洗浄を減らし、作業者が薬品に触れるリスクを低減(S)。
主張の範囲
節電の幅は現在のスケールの程度と洗浄頻度によります。正式な効果は冷凍機の kW/RT、アプローチ温度(LTD)、電気料金で実際に計算します。すでにできた硬いスケールは、導入前に一度洗浄が必要です。

Cost of fouling凝縮器の銅管にスケールが付くと、電気代はいくら増えるか?

冷却水中のカルシウム・マグネシウムや微生物が少しずつ凝縮器の銅管内壁に付着し、スケールやバイオフィルムになります。スケール層は断熱材のように熱を逃がさず、凝縮圧力が上がって圧縮機の仕事が増えます。わずか 0.3 mm のスケールで、エネルギー消費が約 10% 増えることがあります。

スケール厚さとエネルギー消費の増加(工学的な参考値)
スケール厚さ0.3 mm0.6 mm0.9 mm1.2 mm1.6 mm
熱交換損失21%34%44%56%57%
エネルギー消費の増加+10%+20%+31%+42%+53%
1,000 RT 冷凍機の年間電気代の増加約 118 万約 236 万約 366 万約 496 万約 625 万

年間電気代増加の試算条件:1,000 RT、0.65 kW/RT、平均負荷 80%、年間運転 6,000 時間、電気料金 NT$3.78/kWh、清浄時の年間電気代は約 NT$1,180 万。熱交換損失と同じ比率で電気代が増えるわけではなく、この表はリスクの規模を示すものです。出典:Philip Kotz, "Clean System Approach to Air Conditioning," Heating/Piping/Air Conditioning。

How it worksボール式自動洗浄の仕組み

凝縮器の冷却水の出入口にボール投入・回収装置を 1 組追加します。制御盤が設定時刻(例:30 分ごと)にスポンジ洗浄ボールを冷却水配管に送り込み、ボールは水流に乗って各銅管を通りながら付着したばかりの軟質スケールやバイオフィルムをこすり落とし、出口のストレーナーで回収されて待機します。全工程は冷凍機の運転中に行われ、1 回約 2 分です。

  1. 01待機洗浄ボールは装置内で待機。
  2. 02投入制御盤が設定時刻にボールを冷却水配管へ自動投入。
  3. 03洗浄ボールが水流に乗って各銅管を通り、内壁の軟質スケールやバイオフィルムを除去。
  4. 04回収出口ストレーナーで全ボールを回収し待機位置へ。
  5. OK常にきれいな状態を維持スケールが硬くなる前に除去するため、熱交換効率が下がり続けない。

Reactive vs. preventive毎年の停止・薬品洗浄と何が違うか?

従来は汚れたら洗う方式です。効率が落ちてから停止してブラッシングや酸洗浄を行い、洗えば効率は戻りますが、また徐々に悪化します。自動洗浄は汚れさせない方式で、効率をほぼ清浄な状態に保ちます。比較するときは「薬品洗浄 1 回の費用」だけでなく、スケールが付いている間の余分な電力、停止損失、廃液処理もあわせて計算してください。

従来の洗浄とオンライン自動洗浄の比較
項目停止してブラッシング/薬品洗浄オンライン自動洗浄
洗浄のタイミングスケールが付いてから対処継続的に洗浄、早期に対処
停止薬品洗浄は軽~中程度で約 8~16 時間、ひどい場合は 24~48 時間停止不要
薬品と廃液必要。廃液は回収・検査し、法令に従って処理大幅に削減
人手カバーを外してブラッシング、酸洗浄作業自動運転
設備リスク厚いスケールは垢下腐食を招きやすく、酸洗浄には追加の管理が必要薬品との接触と垢下腐食を低減
エネルギー効率洗浄後に回復し、その後徐々に低下長期的に維持

台湾での薬品洗浄 1 回の予算感:100~300 RT で約 NT$2~6 万、600~1,000 RT で約 NT$8~20 万。実際は現地調査と見積によります。停止による生産損失のほうが洗浄費より大きいことがよくあります。

Taiwan cases台湾の導入事例

15%

電子機器メーカー・ターボ冷凍機

2022 年に導入。400 RT 1 台、800 RT 2 台で、目的は省エネ。導入後 15% の省エネを達成し、経済部の省エネ関連の表彰を受けました。

7.2→1.6℃

自動車工場・600 RT ターボ冷凍機 6 台

2023 年に導入。導入前の 1 年間で凝縮器のアプローチ温度(LTD)は 1.3℃ から最大 7.2℃ まで上昇し続けていましたが、導入後の 1 年間は 1.1~1.6℃ を維持。換算で約 12~20% の省エネです。

アプローチ温度(LTD/Approach)は凝縮器の冷媒温度と冷却水出口温度の差で、値が大きいほど熱交換が悪いことを示し、スケールを判断する最も直接的な指標です。

ROI inputs効果の評価に必要な現場データは?

一般的な数字で効果を語るのではなく、お客様の冷凍機のデータで現状のスケール損失と回収年数を算出します。以下のデータをご用意いただければ、最短で評価できます。

冷凍機

容量(RT)、型式、実際の kW/RT

運転

年間運転時間、平均負荷率、直近 1 年の平均電気料金

凝縮器の状態

アプローチ温度(LTD)、冷却水の入口・出口温度

メンテナンスと水質

直近の洗浄日、1 回の洗浄費と停止時間、硬度/pH/電気伝導率/シリカ

Implementation導入方法

  1. 01データ収集冷凍機容量・kW/RT・LTD・水質・洗浄記録。
  2. 02効果試算現状のスケール損失・洗浄総コスト・回収年数を算出。
  3. 03現地調査冷却水配管・設置スペース・冷凍機の台数構成を確認。
  4. 04設置・試運転ボール投入・回収装置と制御盤を設置し、洗浄頻度を設定。
  5. 05LTD の追跡アプローチ温度と電力を継続記録し効果を確認。

すでにできた硬いスケールは、導入前に一度洗浄が必要です。冷却塔の水質管理も引き続き必要で、自動洗浄と水処理は補完し合うものであり、置き換えるものではありません。

FAQよくある質問

冷凍機の凝縮器にスケールが付くのはなぜですか?

水冷冷凍機の凝縮器は冷却水で熱を運びます。冷却水は冷却塔で蒸発・濃縮を繰り返し、水中のカルシウム・マグネシウムなどのミネラルや微生物が銅管内壁に付着して、スケールやバイオフィルムになります。

スケールで電気代はどれくらい増えますか?

工学的な参考値では、0.3 mm のスケールで約 10%、0.6 mm で約 20% エネルギー消費が増えます。1,000 RT の冷凍機なら、0.3 mm のスケールで年間約 NT$118 万の電気代が余分にかかる可能性があります。実際の影響は冷凍機の kW/RT とアプローチ温度で計算してください。

ボール式自動洗浄とは?

凝縮器の冷却水配管にボール投入・回収装置を追加し、設定時刻にスポンジ洗浄ボールを配管へ送り込みます。ボールは水流に乗って各銅管を通り、内壁の軟質スケールやバイオフィルムをこすり落とした後、ストレーナーで回収されます。全工程は冷凍機の運転中に自動で行われ、1 回約 2 分です。

洗浄中に停止は必要ですか?

不要です。洗浄は冷凍機の運転中に行われるため、カバーを外してのブラッシングも、停止しての薬品洗浄も必要ありません。

自動洗浄を付けても、薬品洗浄は必要ですか?

自動洗浄は付着したばかりの軟質スケールを継続的に除去するため、薬品洗浄の必要性は大幅に減ります。ただし、すでにできた硬いスケールは導入前に一度洗浄が必要で、冷却水の水質管理も引き続き必要です。

導入に向いている冷凍機は?

水冷・シェルアンドチューブ式凝縮器の冷凍機で、遠心式(ターボ)とスクリュー式を含みます。容量が大きく、運転時間が長く、スケールが付きやすい冷凍機ほど効果がはっきり出ます。

自分の冷凍機にスケールが付いているかどうか、どう判断しますか?

凝縮器のアプローチ温度(LTD)、つまり冷媒温度と冷却水出口温度の差を見ます。清浄時は通常 1~2℃ で、値が上がり続けるなら熱交換が悪化しており、多くはスケールが原因です。

スケールと電力消費の対応は米国の空調工学文献の参考値、台湾事例のデータは導入顧客の実測結果です。正式な効果は現場データで計算します。

Let's talk

現場の課題は、まず評価してから決める

設備・生産ライン・起きている状況をお聞かせください。現状を把握したうえで、初期評価と提案をお出しします。