AC Energy-Saving Panel

空調省エネパネル室内機の吸込フィルターに置くだけ。電源も工事も不要で、既設空調の熱交換を効率化

空調省エネパネルは 385×180 mm、厚さ 2 mm の多孔板で、空調室内機の吸込口のフィルターにそのまま置きます。穴によって吸い込んだ気流が層流から乱流に変わり、室内機内部の気流の滞留が減って、空気が熱交換器を均一に通ります。その結果、吹出温度が早く安定し、圧縮機の運転時間が短くなります。電気も、空調の改造も、本体の交換も不要です。

消費電力 0パッシブ型、電源不要
工事不要フィルターに置くだけ
12.2%台湾の店舗で夏季に実測
80 g1 枚の重さ
概念図:空調システム内の設置場所(系統図全体を見る)
E環境

ESG の位置づけ:E(環境)に対応DEYly の ESG の考え方 →

説明できる効果
既設空調に追加するだけで熱交換効率が上がり、圧縮機の運転時間が短くなって、空調の電力と CO₂ を削減。機器の更新は不要です(E)。
主張の範囲
省エネ率は空調の機種・負荷・運転時間・外気温によって異なります。まず小規模にパイロット導入し、設置前後で条件をそろえた電力データで判断することをおすすめします。

The bottleneck空調が効かず電気代も高い——原因はよく熱交換器にある

空調電力の約 9 割は室外機の圧縮機で使われます。室内機の役割は空気を熱交換器に通して熱を運ぶこと。室内機の中で気流が偏ったり局所的に滞留したりすると、熱交換に参加しない部分が生じて吹出温度が下がらず、圧縮機はより長く、より重く運転することになります。省エネパネルが扱うのは、まさに「気流が熱交換器をどう通るか」の部分です。

熱交換器内部の気流の偏りのイメージ:気流の滞留・接触不足・冷却ムラ
  • 気流の滞留:気流がうまく通り抜けず、局所的に渦ができる。
  • 接触不足:空気とフィンの接触面積が小さくなり、熱交換効率が下がる。
  • 冷却ムラ:局所的に熱交換が不足し、全体の冷却効果が落ちる。
  • 結果:圧縮機の運転時間が延び、電力が増え、機器の寿命が縮む。

How it works穴で気流を乱流化し、熱交換を十分に

パネルの穴は、日本の公設工業試験研究機関の気流シミュレーションに基づいて設計されています。吸込風量を減らさないことを前提に、室内機に入る気流を整った層流から乱れた乱流に変えて流速を落とし、ファン内部の滞留域をなくして気流を熱交換器へスムーズに導き、空気とフィンの接触時間を延ばします。

層流のイメージ:パネルがないと気流は整ったまま熱交換器に入り、乱れが小さく混合効率が低い
乱流のイメージ:穴の構造が気流を乱し、渦と混合が生じる
  1. 01滞留域を減らす気流の死角をなくし、熱交換器の局所的な温度ムラを低減。
  2. 02滞留時間を延ばす流速を落とし、空気がフィンに長く触れる。
  3. 03接触面積を増やす気流が均一に通り、熱交換に使われる面積が拡大。
  4. 04吹出温度に早く到達設定温度まで早く下がる。
  5. OK圧縮機の仕事が減る運転時間が短くなり、電力も下がる。

メーカーはさらに、パネルに天然鉱石の粉末とセラミック成分が含まれ、4–20 µm の遠赤外線を放射して空気中の水の微粒子に作用し、熱伝導を促すと説明しています。これはメーカーが示す材料のメカニズムで、私たちは独自の検証データを持っていないため、省エネの根拠とはしていません。効果の有無は、必ず設置前後の実測電力で判断します。詳しくは「空調省エネパネルとは?」をご覧ください。

Results実測でどれだけ節電できるか?

台湾の店舗での実測、メーカーの日本での測定、標準試験のいずれも、省エネ率はおおむね 約 7~15%。夏の高負荷時ほど効果がはっきり出ます。

−12.2%

台湾のアパレル店舗・夏季

天井カセット型室内機。同じ時間帯・近い外気温・同じ運転台数で比較。春季は −7.8%。

DEYly 実測・事例の詳細
−13.5%

日本のコンビニ・通年

4 馬力の空調 2 台。設置前後それぞれ丸 1 年を比較し、1 日平均の電力量は 18.3 → 15.8 kWh。

メーカー実績
−14.5%

JIS 規格に準じた性能試験

日本の大手電力会社がガスヒートポンプ空調(GHP)で行った空調性能試験。

メーカー資料
−1.5℃

冷房の吹出温度

室内 27℃、室外 35℃、設定 19℃ で、吹出温度 13.35 → 11.84℃、消費電力 4.39 → 4.23 kW。

メーカー試験
設置前後の性能比較(メーカー試験、室内 27℃/室外 35℃/設定温度 19℃)
項目設置前設置後
消費電力4.39 kW4.23 kW
吸込温度27.00℃27.00℃
吹出温度13.35℃11.84℃
1 kW あたりの温度低下3.11℃3.58℃(+15%)
暖房の吹出温度47.4℃49.2℃
13.5%

台湾の店舗事例では、室外機 12 台全体の 1 時間あたり平均電力量が 13.5% 減少しました(11 台で減少)。この組は同程度の条件そろえをしていないため傾向の参考にとどまり、条件をそろえた結果は 7.8% と 12.2% です。

メーカーのデータはメーカーが提供した実績と試験、台湾のデータは単一店舗での実測であり、すべての空調や現場で同じ省エネ率が得られるわけではありません。

Estimateまず概算:年間でどれくらい削減できるか?

空調の年間電気代を入力すると、実測の範囲(7.8%~14.5%)で削減額の目安を試算します。実際の数字はパイロットの測定で確認が必要です。

工場全体や店舗全体の電気代しかわからない場合は、総額を入力し、空調が何割かを見積もってください(店舗・オフィスは 4~6 割が一般的)。

控えめ(7.8%、台湾店舗の春季)—
中間(12.2%、台湾店舗の夏季)—
高め(14.5%、メーカーの JIS 試験)—
中間値で減らせる電力量—

試算は参考値であり保証値ではありません。効果は空調の機種・運転時間・負荷・メンテナンス状態によって異なります。

Compatibility対象となる空調は?

室内機に吸込口とフィルターがあれば、ほとんどの機種で設置を検討できます。冷房・暖房どちらでも機能します。台湾での実測が済んでいるのは天井カセット型(天井埋込型)の室内機です。

天井カセット型空調
天井カセット型(天井埋込型)店舗・売場・オフィス
天井埋込ダクト型空調
天井埋込ダクト型オフィス・会議室・商業空間
壁掛型空調
壁掛型小規模オフィス・サーバールーム・住宅
床置型パッケージ空調
床置型パッケージ工場・倉庫・大空間
工場のセントラル空調
セントラル空調の空調機/ファンコイル工場・ビル(AHU・FCU の還気側)
レストランなどの商業空間
家庭用・業務用飲食店・ホテル・病院・学校

効果が出やすいケース

  • 毎日長時間運転する空調(店舗・売場・サーバールーム・病院)
  • 夏の負荷が高く、圧縮機がよくフル運転している
  • フィルターと熱交換器のメンテナンスが適切な機器

効果が見えにくいケース

  • 1 日の運転時間がごく短く、電力の母数が小さい
  • フィルターや熱交換器を長期間メンテしていない(まず洗浄してから評価)
  • 機器の老朽化や故障がひどい(まず修理、または更新を検討)
  • 吸込口に置く・固定するスペースがない

Installation取付方法:置くだけ

台湾のアパレル店舗の天井カセット型室内機のフィルター上に空調省エネパネルを設置

室内機の吸込パネルを開け、パネルをフィルターの上に平らに置き、パネルを閉じれば完了です。吸込防止ネットやフィルターのない機種は、ダブルクリップや結束バンドでフィルターに固定します。配線も停止しての工事も不要で、空調の元の構造も変えません。

  • 枚数は吸込口の大きさによる。複数枚を並べて使用可能(例:6 馬力の業務用空調で約 2 枚)
  • メーカー実測で設置後も吸込風量は減らず、風をさえぎって空調効率を下げることはない
  • 停止時間に合わせる必要がなく、営業中でも設置可能

写真:台湾のアパレル店舗の実測現場。天井カセット型室内機のフィルター上にパネルを置き、横に温度記録用のデータロガー。

Specifications仕様

空調省エネパネルの仕様
項目仕様
寸法385 × 180 × 2 mm
重量約 80 g/枚
材質低密度ポリエチレン(LDPE)、SEBS エラストマー、天然鉱石粉末
電源不要
設置方法室内機の吸込フィルター上に設置。吸込防止ネットがない場合はダブルクリップか結束バンドで固定
対応運転冷房・暖房
原産国日本製
知的財産日本の特許と実用新案登録を取得

Implementation導入方法:まず小規模にパイロット、データで展開を判断

  1. 01空調機種の棚卸し台数・仕様・運転時間・使用エリアを確認。
  2. 02現地設置評価吸込口の位置とメンテスペースを確認し、代表機をパイロットに。
  3. 03設置前の測定電力見える化メーターでベースラインの電力を記録。
  4. 04設置後の比較同じ時間帯・近い外気温で条件をそろえて比較(方法の説明)。
  5. 05効果報告と展開パイロット結果をまとめ、他の機器への展開を判断。

フィルターと熱交換器の洗浄・メンテナンスを済ませてから設置することをおすすめします。そうすれば、測定値がパネル自体の効果になります。

FAQよくある質問

空調省エネパネルとは?

385×180 mm、厚さ 2 mm の多孔板で、空調室内機の吸込フィルターの上に置きます。穴によって吸い込む気流が乱流になり、室内機内部の滞留が減って空気が熱交換器を均一に通るため、吹出温度が早く安定し、圧縮機の運転時間が短くなって節電につながります。電気も空調の改造も不要です。

フィルターの上に置くと風をさえぎり、かえって効率が下がりませんか?

メーカーの実測では、設置前後で吸込風量は減っていません。穴の設計は風量を減らすのではなく気流の形(層流→乱流)を変えるもので、風をさえぎって空調効率に影響することはありません。

実際にどれくらい節電できますか?

台湾のアパレル店舗で条件をそろえて比較したところ、春季 7.8%、夏季 12.2% の省エネでした。メーカーの日本のコンビニでの通年比較は 13.5%、JIS 規格に準じた性能試験は 14.5% です。効果は空調の機種・運転時間・負荷で異なるため、まず小規模なパイロットをおすすめします。

停止したり空調業者に工事を頼んだりする必要はありますか?

ありません。吸込パネルを開けてフィルターの上に置くだけで、配線も空調構造の変更もなく、営業時間中でも設置できます。

冷房・暖房どちらにも効きますか?

どちらにも機能します。メーカーの試験では、冷房の吹出温度が 13.35℃ から 11.84℃ に下がり、暖房の吹出温度は 47.4℃ から 49.2℃ に上がりました。

洗浄メンテナンスと何が違いますか?

洗浄メンテナンスは空調を本来の効率に戻すもので、省エネパネルはメンテナンスが行き届いていることを前提に、気流と熱交換をさらに改善するものです。互いの代わりにはならないため、まずメンテナンスをしてから追加することをおすすめします。

省エネデータには DEYly の台湾での実測と、メーカー提供の実績・試験が含まれます。実際の効果は機種・負荷・外気温・運転条件によって異なります。

Let's talk

現場の課題は、まず評価してから決める

設備・生産ライン・起きている状況をお聞かせください。現状を把握したうえで、初期評価と提案をお出しします。